Nasuは、見た目が似ている間違えやすい文字を、見分けやすくしたフォントです。GoogleとAdobeが3年をかけて開発したオープンソースのフォント「源ノ角ゴシック」を改変した「源真ゴシック」をベースに作成されたフォントです。
半角英数字が可変のプロポーショナルになった「Nasu(ナス)」と、等幅の「NasuM(ナス・エム)」があります。
源ノ角ゴシックとの違い
源ノ角ゴシックとくらべて、 濁点文字、半濁点文字が大きく、判別しやすくなっています。
ひらがな、カタカナ、漢字の一部の文字が判別しやすくなっています。カタカナの「カ」と漢字の「力(ちから)」、カタカナの「エ」と漢字の「工(コウ)」、カタカナの「ロ」と漢字の「口(クチ)」、カタカナの「ー(長音)」と漢字の「一(イチ)」、カタカナの「タ」と漢字の「夕(ユウ)」、ひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」が判別しやすくなっています。
英数字も判別しやすくなっています。半角、全角それぞれの、数字の「1」、小文字の「l(エル)」、大文字の「I(アイ)」、数字の「0」、アルファベットの「O」が判別しやすくなっています。
他にも、以下の点が変更されています。
- 本来は濁点や半濁点がつかない全角ひらがな・全角カタカナに濁点・半濁点(合成用濁点・半濁点 U+3099、U+309A)をつけたとき、1文字幅で表示されるようにした。
- 「~〜」(FULLWIDTH TILDE U+FF5E、WAVE DASH U+301C)を判別しやすくした。
- 「―」(U+2015 HORIZONTAL BAR)を横に伸ばした。
- 全角ローマ数字ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨⅩⅪⅫに横棒をつけた。
- 等幅フォントのみ、行間を狭くした。「 { } 」を横に伸ばした。「 ~ 」を縦に伸ばした。
フォントのウェイトは2種類
ベースとなった源ノ角ゴシック、源真ゴシックには7種類のウェイトがありますが、このNasuにはRegularとBoldの2種類のウェイトしかありません。しかし、Regularで「太字」を指定すると「Bold」が使われてるようになっているので、オフィスソフトやWebブラウザで使いやすくなっています。
ライセンス
無料で使える商用可のフリーフォントです。
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フォント情報
ライセンス | 商用可 |
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カテゴリー | 日本語 > ゴシック体 |
タグ | スタンダード、使いやすい |
作者・シリーズ | itouhiro |
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